ハーレー FXST EVO トランスミッションの分解手順 ⑥組み立てよう

この記事は ハーレー FXST EVO トランスミッションの分解手順 ⑤ミッションの変速のしくみ の続きです。
この記事からご覧になられている方はハーレー FXST EVO トランスミッションの分解手順 ① からスタートしてください。


ミッションケースを分解して行う作業は様々ですが、おおよその場合問題があるのは、

ギアの破損、ベアリングの破損、シフターフォークの曲がり

等ではないでしょうか?

これらは特に、無理なシフトチェンジを行う事で発生します。


また、ミッションオイルの交換を怠っていたり、オイル漏れでオイルが入っていなかったりすると、焼き着きを起こし、最悪の場合シャフトが曲がってしまいます。



これだけは避けたいですね。



では、ばらしたミッションケースを元に戻しましょう。

ギア、ベアリング、ワッシャー、サークリップを元の順番に戻して行きます。


ベアリング、ワッシャーは不良で無ければ交換する必要はありませんが、

サークリップは新品を使用します。


再利用できなくもないように思いますが、ねじれたサークリップは故障の原因になります。
ミッションがお釈迦になる前にケチらず安い部品を交換しましょう。

シャフトに元通り戻せたら、2本のシャフトをケースに戻します。

DSCF2667_convert_20121004120429.jpg

写真の人は何やらシフトフォークを組もうとしていますが、ここでシフトフォークを組むのは間違いです。

シャフトをサイドプレートのベアリングに挿入します。

DSCF2669_convert_20121004120524.jpg

ガスケットを挟み、サイドプレートをかぶせ、SSTを使ってシャフトをベアリングに挿入します。
SSTを締める時にシャフトが回らないようにメインシャフトとカウンターシャフトのギアを適当に噛み合わせておきます。
締め込みの順序はメインシャフトが先、次にカウンターシャフト。

もともと使用されているナットは使わないこと!ここも新品に交換。

サイドプレートをもとに戻します。
DSCF2670_convert_20121004120551.jpg

サイドプレートを元通り、上2本が細い、下4本が太いヘックスボルトを使って取り付けます。
締め付け順序、トルクはマニュアル参照。

サイドプレートがしっかりしまったらシフトフォークを組み込む。

DSCF2671_convert_20121004120619.jpg
写真はシフトフォークを組み込む前の段階。上側がメインシャフトです。

シフトフォークを組み、フォークのピンの部分がシフターカムの溝にはまるようにシフトメカニズムを組みつけます。
DSCF2674_convert_20121004120735.jpg


ここまで簡単に説明してきました。

間もなく組み上がりますが、シフトのメカニズムは適切な位置にないとスムーズなシフトチェンジを行えず、結果、シフターフォークの曲がり、ギア欠け、ギア抜けの原因になります。


次回はトップカバーを締める前にしておくべき事を紹介します。


ハーレー FXST EVO トランスミッションの分解手順⑦トランスミッションの組み立て・仕上げ。へ続く。


バイク(整備・修理) ブログランキングへ

ノートン啓蒙バナー







関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

爆音さん

Author:爆音さん
整備やカスタムについて共有しましょう。
現在行っているものや、整備学校時代に撮った写真を使って記事を書きたいと思います。
ハーレーに限らず、バイクを分解整備する時に是非使って頂きたいのが、適切な工具とメーカー発行のサービスマニュアルです。
マニュアルには分解手順、注意点、締め付けトルク、組み立て手順が記されています。
特に、ハーレーのマニュアルはその順序が事細かにかかれていると思います。しかし、日本語のサービスマニュアルがあまり出回っていないのも事実。
ほんの少し、分解整備の手伝いになればと思います。
分解整備は個人の責任に於いて行ってください。

リンク
www.backon.jp
最新記事
カテゴリ
広告
P.R.
月別アーカイブ
カウンター
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR