SR400フロントフォークの洗浄とオイルシール交換

バイクも古くなってくるといろんなところに不具合が出てきます。

その不具合を放置して使用していると、取り返しのつかない故障に繋がる事が多々あります。


日頃のメンテナンスや早めの修理は大切ですね。





こちらのYAMAHA SR400は1998年式です。

年を経て色々カスタムされているようです。

カスタムはされているようでしたが、メンテナンスはあまりされていない状況で、フロントフォークのシールが劣化してオイルが漏れていました。

今回はSR400のフロントフォークをオーバーホールする大まかな流れをざっくり紹介したいと思います。

オイルシールを抜き取る方法は色々ありますが、ここではシールリムーバー(シールプーラー)と言う工具を使って抜き取る方法を実践します。

IMG_5111.jpg




まずはフロントホイール、フェンダーを外します。
IMG_5344.jpg


フォークチューブのトップに写真のような六角穴のトップスクリューで蓋がしてあります。
このトップスクリューをこの時点である程度緩めておきます。
フォークを車体から外した後では緩めるのに苦労します。
IMG_5356.jpg


六角は17mmの幅です。
こんなに大きな六角レンチを持っている人は少ないと思います。
滅多に使う場面が出てきませんから、新たに購入するのはもったいないです。

ホームセンターにいけば、”ロングナット”として写真に写っているようなナットが売っています。
使用スパナ幅17mmのもの(写真のものはネジ穴はM10でした)を購入します。
素材にもよりますが、150円〜350円くらいで買えます。

このナットにスパナをかけて緩めます。少し緩まればOKです。
IMG_5358.jpg


トップスクリューを緩める事ができたら、次に、上下ステムのピンチボルトを緩めます。

ピンチボルトを緩めるとフォークチューブを下から抜く事ができます。
IMG_5359.jpg



フォークチューブを車体から取り外したら、トップスクリューを完全に緩めます。
先ほどと同様にナットにスパナをかけて使用します。
fork top


注意!!
フォークの中にはスプリングが入っています!!
写真の様に上からしっかり押さえながら、ゆっくり緩めます。
最後のネジが外れる瞬間に、ビヨン!!となります!!
fork top cap open



トップスクリューが外れたら、スプリングを取り出し、中のオイルを出しましょう。
インナーチューブを伸ばしたり縮めたりしてオイルを抜きます。

こんなに汚れていました・・・・
IMG_5361.jpg


中のオイルがある程度抜けたら、そこにある六角ネジ(アレンボルト)を外します。
IMG_5364.jpg


中のダンパーロッドが供回りして外せない場合は、

などを使用してダンパーロッドを固定し、緩めます。
インパクトを使用して外すと、組み立て時にきっちり閉まらずオイル漏れの原因になります。


次に、オイルシールストッパーリングをマイナスドライバーなどで外します。
オイルシールストッパーリングが外れたら、インナーチューブを引っこ抜きます。
IMG_5367.jpg



インナーチューブが抜けたら、劣化したオイルシールを破壊します!!
どうせ捨てますからね。

アウターチューブに傷がつかないように充分注意しながら、タガネを使用してオイルシールを4カ所ある程度破壊します。


IMG_5368.jpg


4カ所破壊できたら、アウターチューブに傷がつかないようにゴム板などで保護しながらシールリムーバー(シールプーラー)をかけてシールを抜き取ります。

シールリムーバー(シールプーラー)はこちらからも探せます。

オイルシールはかなりきっちりはまっていますので、先ほどの破壊行程を行わないと、固くてなかなか抜けません。
固いのに無理に力を加えるとアウターチューブに傷がついてしまいますので、破壊を行うわけです。

IMG_5371.jpg



あんだけオイルが汚れていると言う事はフォークの内部は相当汚れています。
バラバラにしてすべての部品を洗浄します。

IMG_5373.jpg


キレイになったらダンパーロッドをインナーチューブに戻し、インナーチューブをアウターチューブに戻し、底の六角ボルトを締めて組み立てます。
ここには銅ワッシャーが使用されています。オイル漏れをさける為に外したら新品に交換しましょう。

インナーチューブが組み立てられたら新しいオイルシールを取り付けます。

予め、シール部分にはフォークオイルを少し塗っておきます。
IMG_5375.jpg


直径35mm用のフォークシールインストーラーを使用してシールを打ち込みます。

IMG_5376.jpg


様々な径に使用できるユニバーサルタイプのものもあります。
例えば、



オイルシールをしっかり打ち込めたら、ストッパーリングを取り付けます。

IMG_5377.jpg


新しいフォークオイルを入れます。
今回は標準の182ccとします。
フォークオイルの粘度や量でフォークの沈み具合などがかわります。
好みのフィーリングになるように色々試してみるのもいいですね。
fork oil



スプリングを入れます。
スプリングはコイルの巻き具合が密な方と荒い方があります。
密な方が下(ダンパーロッド側)です。
IMG_5378.jpg



フォークのトップスクリューを締めるのが少し大変ですが、バラした手順と逆手順で組み立てて行きます。


完成。

IMG_5383.jpg




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特に、ハーレーのマニュアルはその順序が事細かにかかれていると思います。しかし、日本語のサービスマニュアルがあまり出回っていないのも事実。
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