パン・ショベルの油圧タペットの清掃〜調整

パンやショベルに採用されている油圧タペット(ハイドロリックリフター)はロッカーアーム、プッシュロッド、カムのクリアランスを自動的に調整してくれる部品で、
一度調整すると滅多な事が無い限り再調整の必要はありません。

どういった時に再調整が必要かと言うと例えば、プッシュロッドを外したりした時などには、この油圧タペットを再調整する必要があります。



方法はいくつかあるのですが、ここではタペットゲージなるものを使用した方法について説明致します。


どういう理由かはわかりませんが、プッシュロッドを外すような事があるなら、ついでに油圧タペットも洗浄したらいいじゃないか!

と言うのが私の意見です。



油圧タペットの中にはエンジンオイルが入っているのですが、エンジンオイルは汚れますからね。




油圧タペットは分解して、パーツクリーナーなどで洗浄します。
中のオイルが抜けると、カラカラと音がします。(チェックボールと言う金属製の小さい玉の音です。)

カラカラ言ったらエアーで余計な油分を飛ばしましょう。
IMG_4654.jpg


油圧タペットを取り出した際についでに見ておいてほしいのが、次の写真の箇所です。
IMG_4655.jpg

特に社外品などの使用されている部品によってはここにバリが発生している場合があります。

このバリが悪さする事があるので、見つけたら撤去しましょう。



では、ここでタペットゲージの登場です。
IMG_4657.jpg


こんなものですが結構な値段します。



要るのか?

と言われれば、



必ず要る!!

とは、お答えしませんが、


あると非常に便利です。
IMG_4660.jpg


こんな感じで使用します。


タペットゲージの底側をタペット本体の上側にのせ、

タペットゲージの上側が油圧ユニットの上のラインと同じ高さになるように、プッシュロッドを伸ばして行きます。
IMG_4662.jpg


この調整をするときは各シリンダーの圧縮行程(普通ならば吸排気バルブが両方閉じている状態)で行います。
IMG_4659.jpg



すべての調整ができたらプッシュロッドカバーを取り付けエンジンをかけますが、

油圧ユニットの中にはオイルが入っていませんので、エンジンをかけた直後は少しカチカチと音が鳴ります。



カチカチは次第に消えて行きます。



油圧ユニットを洗浄しない方法は、(ユニット内のオイルを押し出すのに)時間もかかりますし、経験による感覚が必要になるので、
スッキリキレイになるこの方法がオススメです。




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爆音さん

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整備やカスタムについて共有しましょう。
現在行っているものや、整備学校時代に撮った写真を使って記事を書きたいと思います。
ハーレーに限らず、バイクを分解整備する時に是非使って頂きたいのが、適切な工具とメーカー発行のサービスマニュアルです。
マニュアルには分解手順、注意点、締め付けトルク、組み立て手順が記されています。
特に、ハーレーのマニュアルはその順序が事細かにかかれていると思います。しかし、日本語のサービスマニュアルがあまり出回っていないのも事実。
ほんの少し、分解整備の手伝いになればと思います。
分解整備は個人の責任に於いて行ってください。

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