ハーレースポーツスター’90 XLH883でトライする点火タイミングの調整

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バイクの不調にはいろいろな原因が考えられますが、エンジンが作動するのに必要な3要素は、

「良い混合気・良い圧縮・良い点火」

です。

一旦調節してしまえばよほどのことがない限り狂わないので、普通に乗っていれば、わざわざふたを開けてまで触ることのない点火タイミングですが、知っておくといつか役に立つかも!?

この記事では「良い点火」に関係する”点火タイミング”の調整方法を簡単に紹介します。

DSCF3873.jpg

まずはじめに、センサープレートが入っている車体右側にあるふたを外します。
2本のリベットは3/8インチ(約9.5mm)のドリルでリベットの中心に穴をあけてやれば簡単に取れます。
それからねじを2本外せばセンサープレートが現れます。
次に、写真のようにジャッキアップし、後輪を浮かせます。
車体全体がぐらぐらしないように前輪にはホイールクランプを使用したほうがよいでしょう。
そして、後輪を手で動かしながらトップギアに入れます。



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ハーレーの点火タイミングはフロントシリンダーで合わせます。
前後シリンダーのスパークプラグを2本とも外し、フロントシリンダーのプラグホールに指を突っ込み、後輪を手で通常バイクが進む方向に回しエンジンをクランキングさせます。
指が押し上げられる感じがあるときが圧縮行程です。
もしも、行き過ぎてしまった場合は再び後輪を回し次の圧縮行程を探します。
絶対に後輪を逆回転させて戻ってはいけません!故障の原因になります!



DSCF3868.jpg

圧縮行程に入ったら、タイミングホール(エンジン左側、6角穴のボルトを外す)をのぞきながら、フロントシリンダー・アドバンス・タイミング・マーク(写真)が穴の中心に来るように慎重に後輪を回します。
これを通り過ぎた後に出てくる縦線のマークはTDC(圧縮上死点)マークなのでタイミングマークではありません。
通り過ぎた時はもう一周です。



DSCF3869.jpg



ハーレーは2本のプラグがエンジンを通して1つのサーキットになっています。
点火タイミングを合わせるときはプラグをシリンダーに当てたりせずに、写真のようなプラグを2本くっつけた”ダミープラグ”を使用します。
DSCF3870.jpg

DSCF3871.jpg

この時点でイグニッションをONにし、センサープレートを固定しているねじ2本を緩め、センサープレートを少しずつ動かします。
本当に少しずつです。
プラグに火花が飛ぶ瞬間のところが求めているタイミングです。
火花の飛ぶところが探れたら、2本のねじを固定します。



DSCF3875.jpg

DSCF3872.jpg

ミッションをニュートラルに戻し、スパークプラグをセットし、エンジンをかけてタイミングライトを使って最終チェックをします。
写真のような透明プラスチックのプラグをタイミングホールに入れて、エンジンの回転数を1650~1950rpmに合わせ、アドバンスマークが穴の真ん中に見えるか確認します。
必要であれば、センサープレートを動かし、調整します。
後は、タイミングホールのボルトやセンサープレートのカバーを元通りにして完成。


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Author:爆音さん
整備やカスタムについて共有しましょう。
現在行っているものや、整備学校時代に撮った写真を使って記事を書きたいと思います。
ハーレーに限らず、バイクを分解整備する時に是非使って頂きたいのが、適切な工具とメーカー発行のサービスマニュアルです。
マニュアルには分解手順、注意点、締め付けトルク、組み立て手順が記されています。
特に、ハーレーのマニュアルはその順序が事細かにかかれていると思います。しかし、日本語のサービスマニュアルがあまり出回っていないのも事実。
ほんの少し、分解整備の手伝いになればと思います。
分解整備は個人の責任に於いて行ってください。

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