ハーレー FXST EVO トランスミッションの分解手順 ① サイドカバーを外そう。

今ではもう旧車扱いになっているハーレーのEVOエボですが、そのロングストロークからくるトルク感は他のエンジンには無い魅力があります。


ここでは、EVO車両のトランスミッションの分解組み立て方法を簡単に説明します。

この例は授業用のサンプルを使用していますので、分解の準備が整っています。
もちろん実際は、ミッションオイルを抜き、ミッションを車体から降ろす作業があります。



右側にあるトランスミッションのサイドカバーを外します。
サイドカバーを外す


カバーが外れたところ
DSCF2653_convert_20121001171702.jpg

写真では簡単に外れていますが、実際はガスケット等でカバーと本体がくっ付いてしまっていることがあります。
そんな時は、プラスチックハンマーで軽くコツコツしてください。

サイドカバー側にはクラッチをリリースする為の仕組み「BALL&RAMP」が入っています。
ミッション本体のメインシャフト側にはプッシュロッドが入っています。


クラッチをリリースする「Ball&Ramp」の仕組みはこうなっています。
Ball&Ramp

この部分はスナップリングで固定されているので、スナップリングを外せばバラバラになります。
中にはボールベアリングが3つ入っているので、分解時に落とさないよう注意してください。
特に外す必要はないと思いますが、「Ball&Ramp」の動きが悪いと感じられる場合、中のボールや溝が摩耗している場合がありますので、その時には分解点検し、必要であれば部品を交換します。


クラッチ・プッシュロッドエンド
プッシュロッドと言えば、ハーレー独特の見た目を醸し出しているOHVエンジンの特徴である、カムの動きをロッカーアームに伝える部品の事が一般的ですが、プッシュ(押す)ロッド(棒)ということで、トランスミッションのこの部分もまたプッシュロッドと呼ばれます。
ここでは混乱を避ける為に、”クラッチ・プッシュロッド”と呼ぶことにします。

クラッチリリースプッシュロッド

この部品はクラッチ板を押すという仕事以外に、オイルの撹拌という仕事もしています。



FXST EVO トランスミッションの分解手順 ② トップカバーを外そう。へ続く



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爆音さん

Author:爆音さん
整備やカスタムについて共有しましょう。
現在行っているものや、整備学校時代に撮った写真を使って記事を書きたいと思います。
ハーレーに限らず、バイクを分解整備する時に是非使って頂きたいのが、適切な工具とメーカー発行のサービスマニュアルです。
マニュアルには分解手順、注意点、締め付けトルク、組み立て手順が記されています。
特に、ハーレーのマニュアルはその順序が事細かにかかれていると思います。しかし、日本語のサービスマニュアルがあまり出回っていないのも事実。
ほんの少し、分解整備の手伝いになればと思います。
分解整備は個人の責任に於いて行ってください。

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