SA24J(SA16J) ベーシックジョグにシグナス125のスピードメーターパネルを移植しよう!!

前回の記事( BasicJOG SA24J ベーシックジョグのマフラーとエアクリを交換したら走らなくなった。)でお知らせしたように生まれ変わったBJはメーターを振り切ってしまいます。

なぜなら、ノーマルメーターは60km/hまでしか表示がないからです。

SA16J SA24J スピードメーターパネル


実は同じYAMAHAのシグナス125のスピードメーターはBJと同じサイズで100km/h表示です。

メーターの作動誤差も許容範囲で、インジケーターの配線以外はポン付けできます。

メーター交換のために、フロントカウル、ライトカバーを外します。
ロングドライバーがあればメーターカバーは外さなくてもメーターを外せますが、ない場合はメーターカバーを外すと良いです。

メーターカバーを外すのにミラーを外さないといけませんが、YAMAHAは右側のミラーのネジが逆ネジになっているので注意です。

SA16J SA24J シグナス125 スピードメーターパネル


この状態でメーターを取り外します。
SA16J SA24J シグナス125 スピードメーターパネル


並べてみると大きさ等が同じなのがわかると思います。
流用で100km/hメーターに変身するわけなのですが、インジケーターを少しいじらないといけません。
SA16J SA24J シグナス125 スピードメーターパネル


BJのメーターパネルについている速度警告灯は不要になりますので、シグナス125メーターのウインカーインジケーターをそのまま使うことにします。
ただし、ウインカーインジケーターの配線をコネクターから引き抜いて、ホーン近くにあるウインカーリレーの両端子にそれぞれ接続します

そのままでは届かないので延長してください。

BJのメーターパネルについていたOILインジケーターも引っこ抜いてシグナス125のメーターパネルにはめ込みます。
コネクターは元の位置と同じ位置に差し込みます。

SA16J SA24J シグナス125 スピードメーターパネル



あとは元に戻してこの通り!!

100km/hメーター搭載のBJの完成です。
SA16J SA24J シグナス125 スピードメーターパネル



CDI交換、マフラー交換、エアクリ交換、キャブセッティングで90km/hは出てました。

まだもう少し伸びそうです。

駆動系を変更すればもっと出るでしょうね。




出す時ないと思うけど(・∀・)



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BasicJOG SA24J ベーシックジョグのマフラーとエアクリを交換したら走らなくなった。

この記事ではYAMAHA BASIC JOG SA24Jのライトカスタムについて簡単に書きます。
作業方法については書きませんが、交換やセッティング時の参考になればと思います。


ある日当店に一通のお問い合わせメールが来ました。

「SA24Jに適合するマフラーを探しているのですが、ご存知ないですか?」

このような内容のものでした。

確かに、SA16J用というものは出回っていますが、SA24J用というものはお目にかかれません。

速攻で結論を言いますと、

SA24JにSA16J用のマフラーは適合します。

2ストのYAMAHA JOGシリーズは形状がほぼどれも一緒なので大概適合します。
また、最悪の場合でも少しの加工で取り付けが可能です。


これにより、お客様ご自身がインターネットで注文され、当店にマフラーを持ち込まれました。

IMG_2571.jpg


今回はお客様ご自身で購入され持ち込まれたのですが、おそらくこれと同じものではないでしょうか。




同時にCDIとエアクリも交換です。

今回使用した商品はこちら。

CDIは定番中の定番。まちがいないです。



エアクリがカウルの下にあるので90度折れ曲がったタイプのパワフィルを選択します。



CDIはフロントカウルを外せば簡単に交換できます。
パワフィルの口径は35mmで少しキツく、取り付けが多少困難です。

IMG_2570.jpg


このJOGに使われているキャブレターはエアクリからの負圧が多少関係しているようなので、新たに装着するパワフィルにもバイパスを作りました。

IMG_2592.jpg

IMG_2649.jpg


カウルを付けるとこんな感じになるので、雨の心配はなさそうです。
IMG_2658.jpg




さて、単純にマフラーを交換して、CDIを交換して、エアクリをパワフィルに交換して、

この状態で走るわけがありません。

バランスのとれたノーマルセッティングを崩しているのですから、キャブレターのセッティングは必須です。



CDIは良いとして、


このマフラーはバックプレッシャーが弱く(ほぼない)抜けが良すぎて、トルクが全然ありません!!

さらに、パワフィルにしたことで吸入時の負圧不足でキャブレターがガソリンを吸い上げません!!

遅い、どころか走り出すこともできません。


完全に街乗りには不向きなブン回し仕様にするしかないですね!!


キャブレターのセッティングはこれ!というものはないですが、これから自分でやってみようかな?という方のために、参考になるように今回のセッティングを掲載します。


ズバリ!!


MJ #100
PJ #52
エアスクリュー 1-1/4戻し



です。






もう一度言います。

完全に街乗りには不向きなブン回し仕様です!!

メーター振り切ってからが勝負です。

IMG_2655.jpg



街乗り重視の方はノーマルでお乗りください。




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ローダウンしたオープンプライマリー車両の問題を解決する便利なパーツ

ノーマルのハーレーはプライマリーカバーの中にオイルが入った湿式クラッチですが、プライマリーカバーを取っ払い、ドライクラッチ仕様にし、チェーンをベルトに変更する、”オープンベルト”プライマリーもハーレーカスタムの定番としてたくさんの方々が採用されていると思います。



本来はドラッグレースなど、耐久性よりも整備性と作動性を重視するシーンで仕様されていたものですが、見た目のかっこよさと、部品の耐久性が上がったことで一気に定番化しました。


ベルトキットも様々なメーカーが様々なタイプのものを販売しているので用途に応じて選ぶことが可能です。


オープンベルトキットへの換装は少し難しいのでショップに頼まれる方が大半だと思いますが、予備知識として知っておいても損はないと思いますので、

今回は周辺パーツについて紹介したいと思います。



Ultima Open Belt Kit



ショベルやエボソフテイルなどのキックスタンドはこんな形のものが仕様されていると思います。

ノーマルスタンド


実はノーマルのままだと、大半の場合プライマリーカバーがなくなるとキックスタンドはベルトに接触してしまうのです!!
これではダメです!!

オープンベルトにスタンドがあたる



キックスタンドストッパー


そこで、この部品をこれに交換してしまいます。


ガッツクローム/アジャスタブル キックスタンドストッパー

ガッツクローム/アジャスタブル キックスタンドストッパー 汎用



スタンドの戻り量を調整できます。
アジャスタブルキックスタンドストッパー

アジャスタブルキックスタンドストッパー

アジャスタブルキックスタンドストッパー


これでキックスタンドがベルトに当たってベルトが損傷するリスクを回避できます。
高くないし、交換もとても簡単なのでオープンベルトの方は是非試してみてください。





おまけ


ローダウンするとスタンドをショートスタンドに交換しないと車体の傾斜角が浅くなってしまって、バイクが倒れやすくなります。

しかし、近年このタイプのキックスタンドは採用されていないので新品のショートスタンドを探すのも大変です。
また、オークションなどで中古品を探していても、そもそも数が少ないのもありますが、形がよく似ていても車種によって長さやスプリングをかけるフックの位置が違ったりして、求めているものに遭遇できるのは本当に稀です。

短くカットして溶接して再メッキして・・・・とやってると、スタンド一本が高級品になります!!



そんなときに便利なパーツがあります。



ガッツクローム/プロワン スタンドアングルプレート

ガッツクローム/プロワン スタンドアングルプレート SOFTAIL



これを挟むだけでスタンドに角度がつくのでローダウン車両でも従来のスタンドが使用できます。
上記の
ガッツクローム/アジャスタブル キックスタンドストッパー 汎用
と併用するとなお良い感じです( ´ ▽ ` )



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プロフィール

爆音さん

Author:爆音さん
整備やカスタムについて共有しましょう。
現在行っているものや、整備学校時代に撮った写真を使って記事を書きたいと思います。
ハーレーに限らず、バイクを分解整備する時に是非使って頂きたいのが、適切な工具とメーカー発行のサービスマニュアルです。
マニュアルには分解手順、注意点、締め付けトルク、組み立て手順が記されています。
特に、ハーレーのマニュアルはその順序が事細かにかかれていると思います。しかし、日本語のサービスマニュアルがあまり出回っていないのも事実。
ほんの少し、分解整備の手伝いになればと思います。
分解整備は個人の責任に於いて行ってください。

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