リトルカブのキャブレター取り付けと、セッティング。
この記事はリトルカブのキャブレターを清掃してみましょう。〜キャブレター分解編〜の続きです。
この記事からご覧になられている方はリトルカブのキャブレターを清掃してみましょう。〜キャブレターの取り外し編〜からスタートしてください。
前回までで、リトルカブのキャブレターを取り外しから、分解・清掃の大まかな流れを紹介しましたが、今回は取り付けからセッティングを行います。
組立ては?
バラした物を元の位置に取り付けてください。
ジェット類はきつく締め過ぎるとネジがなめてしまうので、加減が必要ですが、弱すぎると使用してる間に緩んでくるので、しっかり締めましょう。
昔のキャブレターはフロートが真鍮でできていて、油面が狂ったりしたのですが、最近のはプラスチックでできているので、油面調整はほとんどの場合必要ありません。
調整できません。
もしも、油面が狂ったら、フロートの交換となります。
ジェット類を取り付け、フロートボウルを締める訳ですが、古いシール類はカチカチになっている事が多く、使い回しができません。
ガソリンが漏れてくるのを未然に防ぐためにOリング類は交換しましょう。(開けたら交換が最善です。)
キャブレターが組み上がったら車体に取り付けます。
バラした手順の反対でOK!!
マニホールドとキャブレターの間のガスケットは新品に交換しましょう。
2次エアを吸ってしまっては困りますからね。
マニホールドにキャブレターを取り付けるボルトの標準締め付けトルクは1.0~1.4kg-mです。
その他、エアクリーナー、チョークケーブル、ガソリンホース、ブリーザーホース、ドレンホース等元の位置に取り付けます。
ここからは良く聞かれるので、写真付きで説明します。
キャブレターの分解清掃に初めて挑戦した方が良く失敗するのが、スロットルバルブの取り付けです。
・分解して、穴と言う穴をきれいにし、丁寧に組み立てたはずなのに、なかなかエンジンがかからない。
・やっとエンジンがかかったと思ったら、すごい勢いでエンジンがブン回り、スロットルを動かしても、何も変わらない。
・エンジンを停止したけどもう一度やってもエンジンがすごい勢いでブン回る。
こうならないように、スロットルバルブをきっちり取り付けます。
スロットルバルブにはケーブルを通す為の溝があります。

キャブレターボディー側には溝がはまる為の出っ張りがあります。この出っ張りとスロットルバルブの溝が合わないと、スロットルバルブが底まで行かないので、蓋を閉めてもアクセル全開と同じ状態になるので、エンジンがかからず、かかったらブン回し状態になる訳です。

(写真は清掃前のものです。)
反対側は切り込みがあります。キャブレター側にはスロットルストップスクリュー(写真では略してTSS)があります。

この切り込みとスロットルストップスクリューが同一線上に来るようにすればOKです。
ジェットニードルが真ん中の穴にはまるように、真っすぐ、真っすぐ丁寧にスロットルバルブを挿入します。

で、フタを閉めるのですが、ここでも初心者がよく失敗するのが、
・蓋が歪んで閉まっている。(完全に閉まっていない)
・歪んだまま無理矢理蓋を閉めたからネジ山がなめてしまっている。
そうならないように、以下の手順で蓋を閉めてください。
1. 蓋を真っすぐ被せ、下向きに少し力をかける。
2. 蓋を締めないで、逆向き(反時計回り)にクルクルまわす。
3. パチン、という音がしたら蓋を締める(時計回り)

(写真を撮りやすくする為にエアクリ等外してます。)
こうする事でネジ山を潰す事無く、確実にスロットルバルブの蓋を閉める事ができます。
ここまで来たら、キャブレターの簡単なセッティングです。
触るネジは2種類。(ノーマルの場合です。)
エアスクリュー(パイロットスクリュー)とスロットルストップスクリュー(TSS)。
スロットルストップスクリューの左側についているのがエアスクリューです。
エアスクリューはパイロットスクリューと呼ばれる事もあります。
エアスクリューという名前ですが、リトルカブのキャブレターの場合、エアスクリューで調整しているのは空気の量ではなく、ガソリンの量です。
ですから、ネジを締めて行くと、ガソリンの量が減って行き、燃調は薄くなります。
勿論緩めると、濃くなります。
「誰かがエアスクリューは締めると燃調が濃くなると言っていた。」
と言う、事もあります。
前述と逆ですね。
なぜそのような話しになるかと言うと、それは、そのエアスクリューは空気の量を調整していたからです。
基本的にエアスクリューがスロットルバルブよりエンジン側にある場合は、そのネジはガソリンの量を調節しています。(この場合、パイロットスクリューと言う)
また逆に、エアスクリューがスロットルバルブよりエアクリーナー側にある場合は、そのネジは空気の量を調節しているのです。(この場合、パイロットエアスクリューと言う)

先ずは、このエアスクリュー(パイロットスクリュー)を弱い力で一番奥まで締め込んで行きます。
軽くです。
軽く。
一番締め込んだ状態から、ネジを1回転と3/4回転戻し(緩め)ます。(標準設定)
エンジン、エアクリがノーマルの場合、大概これでOKです。
次に、スロットルストップスクリュー(TSS)をアイドリングが安定してできるところまで締めて行きます。
それから、もう一度、エアスクリューをゆっくり、左右に回してみて、アイドリングが一番安定していて、元気なところを探します。
エアスクリューの締め込みが決定したら、スロットルストップスクリューを調節して、アイドリングの速さを調整します。

アイドリングの速さは好みもあるかと思いますが、標準値は1500RPMです。
速すぎるとアイドリング状態でもガソリンをよく食いますし、エンジンの温度も上がりがちになります。
遅すぎると、ガソリンはあまり食いませんが、エンジンオイルの循環が悪くなり、故障の原因となります。
という事で、やはりだいたい1500rpmがいいでしょう。
タコメーターが無くても、プラグコードから回転数を計測できる物がありますので、利用するのもいいと思います。(写真の物はタイミングライトにメーターが付いた物です。)


平均すると、だいたい1500RPMになりました。
例えば、こんな感じの物です。
最後は実走行で最終チェックしましょう。
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前回までで、リトルカブのキャブレターを取り外しから、分解・清掃の大まかな流れを紹介しましたが、今回は取り付けからセッティングを行います。
組立ては?
バラした物を元の位置に取り付けてください。
ジェット類はきつく締め過ぎるとネジがなめてしまうので、加減が必要ですが、弱すぎると使用してる間に緩んでくるので、しっかり締めましょう。
昔のキャブレターはフロートが真鍮でできていて、油面が狂ったりしたのですが、最近のはプラスチックでできているので、油面調整はほとんどの場合必要ありません。
調整できません。
もしも、油面が狂ったら、フロートの交換となります。
ジェット類を取り付け、フロートボウルを締める訳ですが、古いシール類はカチカチになっている事が多く、使い回しができません。
ガソリンが漏れてくるのを未然に防ぐためにOリング類は交換しましょう。(開けたら交換が最善です。)
キャブレターが組み上がったら車体に取り付けます。
バラした手順の反対でOK!!
マニホールドとキャブレターの間のガスケットは新品に交換しましょう。
2次エアを吸ってしまっては困りますからね。
マニホールドにキャブレターを取り付けるボルトの標準締め付けトルクは1.0~1.4kg-mです。
その他、エアクリーナー、チョークケーブル、ガソリンホース、ブリーザーホース、ドレンホース等元の位置に取り付けます。
ここからは良く聞かれるので、写真付きで説明します。
キャブレターの分解清掃に初めて挑戦した方が良く失敗するのが、スロットルバルブの取り付けです。
・分解して、穴と言う穴をきれいにし、丁寧に組み立てたはずなのに、なかなかエンジンがかからない。
・やっとエンジンがかかったと思ったら、すごい勢いでエンジンがブン回り、スロットルを動かしても、何も変わらない。
・エンジンを停止したけどもう一度やってもエンジンがすごい勢いでブン回る。
こうならないように、スロットルバルブをきっちり取り付けます。
スロットルバルブにはケーブルを通す為の溝があります。

キャブレターボディー側には溝がはまる為の出っ張りがあります。この出っ張りとスロットルバルブの溝が合わないと、スロットルバルブが底まで行かないので、蓋を閉めてもアクセル全開と同じ状態になるので、エンジンがかからず、かかったらブン回し状態になる訳です。

(写真は清掃前のものです。)
反対側は切り込みがあります。キャブレター側にはスロットルストップスクリュー(写真では略してTSS)があります。

この切り込みとスロットルストップスクリューが同一線上に来るようにすればOKです。
ジェットニードルが真ん中の穴にはまるように、真っすぐ、真っすぐ丁寧にスロットルバルブを挿入します。

で、フタを閉めるのですが、ここでも初心者がよく失敗するのが、
・蓋が歪んで閉まっている。(完全に閉まっていない)
・歪んだまま無理矢理蓋を閉めたからネジ山がなめてしまっている。
そうならないように、以下の手順で蓋を閉めてください。
1. 蓋を真っすぐ被せ、下向きに少し力をかける。
2. 蓋を締めないで、逆向き(反時計回り)にクルクルまわす。
3. パチン、という音がしたら蓋を締める(時計回り)

(写真を撮りやすくする為にエアクリ等外してます。)
こうする事でネジ山を潰す事無く、確実にスロットルバルブの蓋を閉める事ができます。
ここまで来たら、キャブレターの簡単なセッティングです。
触るネジは2種類。(ノーマルの場合です。)
エアスクリュー(パイロットスクリュー)とスロットルストップスクリュー(TSS)。
スロットルストップスクリューの左側についているのがエアスクリューです。
エアスクリューはパイロットスクリューと呼ばれる事もあります。
エアスクリューという名前ですが、リトルカブのキャブレターの場合、エアスクリューで調整しているのは空気の量ではなく、ガソリンの量です。
ですから、ネジを締めて行くと、ガソリンの量が減って行き、燃調は薄くなります。
勿論緩めると、濃くなります。
「誰かがエアスクリューは締めると燃調が濃くなると言っていた。」
と言う、事もあります。
前述と逆ですね。
なぜそのような話しになるかと言うと、それは、そのエアスクリューは空気の量を調整していたからです。
基本的にエアスクリューがスロットルバルブよりエンジン側にある場合は、そのネジはガソリンの量を調節しています。(この場合、パイロットスクリューと言う)
また逆に、エアスクリューがスロットルバルブよりエアクリーナー側にある場合は、そのネジは空気の量を調節しているのです。(この場合、パイロットエアスクリューと言う)

先ずは、このエアスクリュー(パイロットスクリュー)を弱い力で一番奥まで締め込んで行きます。
軽くです。
軽く。
一番締め込んだ状態から、ネジを1回転と3/4回転戻し(緩め)ます。(標準設定)
エンジン、エアクリがノーマルの場合、大概これでOKです。
次に、スロットルストップスクリュー(TSS)をアイドリングが安定してできるところまで締めて行きます。
それから、もう一度、エアスクリューをゆっくり、左右に回してみて、アイドリングが一番安定していて、元気なところを探します。
エアスクリューの締め込みが決定したら、スロットルストップスクリューを調節して、アイドリングの速さを調整します。

アイドリングの速さは好みもあるかと思いますが、標準値は1500RPMです。
速すぎるとアイドリング状態でもガソリンをよく食いますし、エンジンの温度も上がりがちになります。
遅すぎると、ガソリンはあまり食いませんが、エンジンオイルの循環が悪くなり、故障の原因となります。
という事で、やはりだいたい1500rpmがいいでしょう。
タコメーターが無くても、プラグコードから回転数を計測できる物がありますので、利用するのもいいと思います。(写真の物はタイミングライトにメーターが付いた物です。)


平均すると、だいたい1500RPMになりました。
例えば、こんな感じの物です。
最後は実走行で最終チェックしましょう。
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リトルカブのキャブレターを清掃してみましょう。〜キャブレター分解編〜
この記事はリトルカブのキャブレターを清掃してみましょう。〜キャブレターの取り外し編〜の続きです。
この記事からご覧になられている方はリトルカブのキャブレターを清掃してみましょう。〜キャブレターの取り外し編〜からスタートしてください。
キャブレターが車体から外れると、内部の清掃をする為に分解します。
はじめに開けるのは、キャブレターの下側のフロートチャンバーです。
ここを開けるとキャブレターの中身が見えます。
ついでにフロートも取ってしまいましょう。ピンを引き抜くだけです。

ジェット類が見えます。
今回は分解清掃がテーマですので、それ以上の事はやりません。
では、何をするかと言いますと、
汚れを落とす。
特に、キャブレターの中は小さな穴がイッパイあるので、穴と言う穴をきれいにし、全て正常に開通させるのが最大の目的です。
ジェット類はマイナスドライバーで外せます。
適切なサイズのドライバーを使用しないと、黄銅製の柔らかいジェットはすぐに痛んでしまいます。
適切なサイズのドライバーが無い場合は、買ってください。
例えば、

PROTOOLS プロツールス /ジェットドライバー
私はもっと高級なやつを使っていますが・・・・
とにかく、ジェット以外にもバラせるところはバラしましょう。

ジェットニードルホルダーも外します。
こんな感じでバラしたら清掃開始です。
先ずは、泡タイプで浸け置き洗浄です。

LAVEN ラベン /キャブレタークリーナー 泡タイプ
泡タイプのものは放置し過ぎると洗浄剤と一緒に汚れが再度付着してしまうので、乾かないうちにサラサラタイプで再洗浄します。

LAVEN ラベン /キャブレタークリーナー溶剤

中も外も、丸ごと洗ってしまうなら断然これがオススメ
少し高いですが、繰り返し使えるのでレストアラーにはもってこいの経済的です!!

YAMAHA ヤマハ ワイズギア/ヤマルーブ スーパーキャブレタークリーナー(原液タイプ)
ジェット類の小さな穴はこんなのを使って掃除すると効率よく作業できます。

POSH ポッシュ /キャブレタークリーナーワイヤーセット
最終的にはエアーで汚れを吹き飛ばします!!
コンプレッサーを持っていない方は、パーツクリーナーをケチらず使ってみましょう!!

PROTOOLS プロツールス /ブレーキ&パーツクリーナー 840ml
きれいになったら組み直しです。
リトルカブのキャブレター取り付けと、セッティング。へ続く
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キャブレターが車体から外れると、内部の清掃をする為に分解します。
はじめに開けるのは、キャブレターの下側のフロートチャンバーです。
ここを開けるとキャブレターの中身が見えます。
ついでにフロートも取ってしまいましょう。ピンを引き抜くだけです。

ジェット類が見えます。
今回は分解清掃がテーマですので、それ以上の事はやりません。
では、何をするかと言いますと、
汚れを落とす。
特に、キャブレターの中は小さな穴がイッパイあるので、穴と言う穴をきれいにし、全て正常に開通させるのが最大の目的です。
ジェット類はマイナスドライバーで外せます。
適切なサイズのドライバーを使用しないと、黄銅製の柔らかいジェットはすぐに痛んでしまいます。
適切なサイズのドライバーが無い場合は、買ってください。
例えば、

PROTOOLS プロツールス /ジェットドライバー
私はもっと高級なやつを使っていますが・・・・
とにかく、ジェット以外にもバラせるところはバラしましょう。

ジェットニードルホルダーも外します。
こんな感じでバラしたら清掃開始です。
先ずは、泡タイプで浸け置き洗浄です。

LAVEN ラベン /キャブレタークリーナー 泡タイプ
泡タイプのものは放置し過ぎると洗浄剤と一緒に汚れが再度付着してしまうので、乾かないうちにサラサラタイプで再洗浄します。

LAVEN ラベン /キャブレタークリーナー溶剤

中も外も、丸ごと洗ってしまうなら断然これがオススメ
少し高いですが、繰り返し使えるのでレストアラーにはもってこいの経済的です!!

YAMAHA ヤマハ ワイズギア/ヤマルーブ スーパーキャブレタークリーナー(原液タイプ)
ジェット類の小さな穴はこんなのを使って掃除すると効率よく作業できます。

POSH ポッシュ /キャブレタークリーナーワイヤーセット
最終的にはエアーで汚れを吹き飛ばします!!
コンプレッサーを持っていない方は、パーツクリーナーをケチらず使ってみましょう!!

PROTOOLS プロツールス /ブレーキ&パーツクリーナー 840ml
きれいになったら組み直しです。
リトルカブのキャブレター取り付けと、セッティング。へ続く
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リトルカブのキャブレターを清掃してみましょう。〜キャブレターの取り外し編〜
いくら高性能、高燃費で有名な世界のホンダが誇る、世界のスーパーカブ!!の弟分、リトルカブでも、長年乗ってたら汚れてきます。
特に、しばらく放置したりするとキャブレターは詰まりがち。
と言う事で、リトルカブのノーマルキャブレターを分解清掃してみましょう!!
先ずは、キャブレターを外しやすいようにカウル等を外してしまいましょう。
キャブレターの中身を清掃するには車体からキャブレターを取り外す必要がありますが、キャブレターにはガソリンタンクからホースを伝ってガソリンが流れ込んで来ています(当然!!)
ガソリンの流れを止めずにホースを抜いたらガソリンがホースから噴き出てしまいます(当然!!)
一般的なバイクではガソリンタンクのすぐ下に燃料コックが付いており、燃料コックを”OFF”にすればキャブレターに繋がっているホースを抜いてもガソリンは噴き出しません。
しかし!!カブ系のガソリンタンクには燃料コックが付いておらず、燃料コックはキャブレターに付いています。
だから、先ず始めにホースを流れ出てくるガソリンをくい止める必要があります!!
タンク内のガソリンを全部抜いてしまってもいいのですが、世の中には便利なものが必ずあります。
こんな感じ〜

作業中の不意なホース脱落によるガソリン噴出事件を事前に回避したところで、エアクリーナーを外します。
エアクリーナー自体をフレームに固定しているボルト2本を外すのはもちろんの事、キャブレターに固定されているバンドのネジも緩めましょう。

本体を固定しているボルト2本とチューブをキャブレターに固定しているバンドのネジを緩めたら、エアクリーナーコネクティングチューブが破れないように丁寧にエアクリーナーを取り外します。

エアクリーナーが外れて作業がしやすくなりましたね。
では、次にキャブレターに繋がっているホース類とワイヤー類を全部外します。
外すワイヤーはチョークワイヤー、スロットルワイヤーです。スロットルワイヤーはキャブレターの上部の蓋を反時計回りにまわすとスロットルバルブごと外れます。

外すホースはガソリンホース(2本)、ブリーザーホース、ドレンホースです。
各ホース、小さなチューブクリップが付いていますので、ラジオペンチ等を使用してずらします。
で、ホースを引き抜く訳ですが、これが結構固いです。隙間にマイナスドライバーを突っ込んで無理矢理こじたらホースの先端が破れてしまったりします。
で、世の中には便利な道具があります。
はじめの隙間作りのきっかけはこれの先端を薄く小さく加工したものを使って、
少し開いて来たらこれで楽に外します。

この工具は便利なのですが、使い方を限定しないとくそ使い難いです。
特に、小排気量のバイクなんかではホースと差し込みに隙間が無い場合が多く、いきなりこの工具でこじようとしてもホースは外れません。はじめのきっかけとなる隙間は別の工具(クリップリムーバー等)で作らないと行けません。
では、この工具は要らないのでは?
と思いますが、ホースと差し込みの隙間がある程度広がって来た時に威力を発揮します。
「ずっぽーん!!」回避です。
こんな感じで外しまくります。

ワイヤー、ホース類が全てキャブレターから外れたら、キャブレターをマニホールドに固定しているボルト(8mmスパナ使用)を外してキャブレターを取り外します。

外れました。
リトルカブのキャブレターを清掃してみましょう。〜キャブレターの取り外し編〜へ続く
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特に、しばらく放置したりするとキャブレターは詰まりがち。
と言う事で、リトルカブのノーマルキャブレターを分解清掃してみましょう!!
先ずは、キャブレターを外しやすいようにカウル等を外してしまいましょう。
キャブレターの中身を清掃するには車体からキャブレターを取り外す必要がありますが、キャブレターにはガソリンタンクからホースを伝ってガソリンが流れ込んで来ています(当然!!)
ガソリンの流れを止めずにホースを抜いたらガソリンがホースから噴き出てしまいます(当然!!)
一般的なバイクではガソリンタンクのすぐ下に燃料コックが付いており、燃料コックを”OFF”にすればキャブレターに繋がっているホースを抜いてもガソリンは噴き出しません。
しかし!!カブ系のガソリンタンクには燃料コックが付いておらず、燃料コックはキャブレターに付いています。
だから、先ず始めにホースを流れ出てくるガソリンをくい止める必要があります!!
タンク内のガソリンを全部抜いてしまってもいいのですが、世の中には便利なものが必ずあります。
こんな感じ〜

作業中の不意なホース脱落によるガソリン噴出事件を事前に回避したところで、エアクリーナーを外します。
エアクリーナー自体をフレームに固定しているボルト2本を外すのはもちろんの事、キャブレターに固定されているバンドのネジも緩めましょう。

本体を固定しているボルト2本とチューブをキャブレターに固定しているバンドのネジを緩めたら、エアクリーナーコネクティングチューブが破れないように丁寧にエアクリーナーを取り外します。

エアクリーナーが外れて作業がしやすくなりましたね。
では、次にキャブレターに繋がっているホース類とワイヤー類を全部外します。
外すワイヤーはチョークワイヤー、スロットルワイヤーです。スロットルワイヤーはキャブレターの上部の蓋を反時計回りにまわすとスロットルバルブごと外れます。

外すホースはガソリンホース(2本)、ブリーザーホース、ドレンホースです。
各ホース、小さなチューブクリップが付いていますので、ラジオペンチ等を使用してずらします。
で、ホースを引き抜く訳ですが、これが結構固いです。隙間にマイナスドライバーを突っ込んで無理矢理こじたらホースの先端が破れてしまったりします。
で、世の中には便利な道具があります。
はじめの隙間作りのきっかけはこれの先端を薄く小さく加工したものを使って、
少し開いて来たらこれで楽に外します。

この工具は便利なのですが、使い方を限定しないとくそ使い難いです。
特に、小排気量のバイクなんかではホースと差し込みに隙間が無い場合が多く、いきなりこの工具でこじようとしてもホースは外れません。はじめのきっかけとなる隙間は別の工具(クリップリムーバー等)で作らないと行けません。
では、この工具は要らないのでは?
と思いますが、ホースと差し込みの隙間がある程度広がって来た時に威力を発揮します。
「ずっぽーん!!」回避です。
こんな感じで外しまくります。

ワイヤー、ホース類が全てキャブレターから外れたら、キャブレターをマニホールドに固定しているボルト(8mmスパナ使用)を外してキャブレターを取り外します。

外れました。
リトルカブのキャブレターを清掃してみましょう。〜キャブレターの取り外し編〜へ続く
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